このたび雷鳥社より
刊行されました
『街灯りとしての本屋』
に せんぱくBookbase が
紹介されています。
こちらは本屋を営む「人」に
焦点をあてたもので
「なぜ自らの暮らしに
『本屋』を加えたのか」が語られています。
取材を受けたのは昨夏。
まだ始まったばかりで
掲載されているなかでも
うちが最も開店が浅く
まだ迷いのなかにいる様子が
そのまま残っています。
あの頃こう思っていたな、と
懐かしむところもあれば
変わらないな、と思うところも。
変えたくないことも、あります。
取材時に話して
ポスターにも書かれてある
「多様性」については
これからもこだわっていきたいな、と。
「多様性」というと
「なんでもあり」という解釈になりがちなようですが
私の真意はちがいます。
では、どういうことか、
となったときに
やはりそこは本屋なので
言葉ではなく、棚で感じてほしい、
と思っています。
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それぞれの棚には
店長・絵ノ本が思う
「多様性」の本が一部並んでいます。
どの本なのか
自分の思う多様性とはなにか。
己の見えていなかった考えに出会うこともまた
本屋に行く楽しみの
ひとつではないでしょうか。
まだひよっこの本屋ですが
少しずつ
私の思い描くまちの本屋に
近づいているような気もします。
これから、せんぱくBookbaseは
変わっていくでしょう。
そのなかで原点に立ち返りたいときに
この本が、私にとっての「灯り」として
導いてくれるような気がしています。
私は始めたばかりですが、他店のみなさんの物語には
それぞれの深みがあり、
やはり本屋を開くのに通り一遍の言葉というものは
存在しないのだな、と感じた一冊でした。
お手に取っていただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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